泥酔讃歌

ライター兼酒飲みのブログです。てへぺろ。

フラれました

この前、好きだった女の子にフラれた。

 

付き合ってて向こうから別れを切り出されたのはしょっちゅうだけど、人生で告白してフラれたのはこれが初めてだったりする。自慢じゃないけど。初体験はいつだって強烈で惨めな思い出だ。

 

夏のはじめくらいに知り合って、8月くらいまではちょいちょいの頻度で飲みに行ってた。

美人だけど全然気取ってなくて、よく飲んで、よく酔っぱらって、よく笑う子だった。

 

ぱっちりした二重の大きな目も、涙袋も、泣きぼくろも、笑った時のエクボもかわいい。ショートボブも似合ってたし、ちょっとずぼらな感じのする雰囲気も好きだった。身長も丁度良い高さで、ちょっとだみっぽい声も覚えてる。自分と同じペースでウーロンハイをおかわりしてくれる女性は初めてだった。たまに送ってくるよくわからないスタンプのチョイスだってセンスあるなあと思ってた。酔っぱらって失敗したエピソードもいっぱいあって、心配になるけど一緒に飲んでて楽しかった。とにかく素敵な女性だった。

 

忙しかったようなそうでもなかったような8月くらいから飲みに行く機会もなくなって、連絡も少なくなって、関係も薄くなってて、なんとなく負けるのもわかってた気もする。

でも負けるとわかっていても戦わないといけない時もあるわけで、曖昧なままでいるのが一番しんどかったりするわけで。わかっちゃいたけど(かすかに希望も持ってたけど)撃沈しにいって、案の定撃沈した。

 

良く考えたら、彼女の飲んでる姿しか見たことがない。知り合った日も彼女は酔ってたし、会うのももっぱら飲み屋だった。そう考えたら、僕は思ってたより彼女のことをそんなに知らない。もっと知りたいことも、行きたいところもたくさんあったんだけどなあと、今さら思う。

フラれて家に帰ってふて寝して、深夜の変な時間に起きて、ちょっとだけ悲しくなって、ミスチル聞きながら発泡酒を2缶あけた。さすがに泣きはしなかったけど、久しぶりにへこんでやろうと思う。

 

別れ際も彼女はやっぱり美人で、帰りに一人で「ズルいよなあ」なんて思ったりもした。恐らくもう合うことはないのだろうけど、楽しかった、ありがとう。ちょっとだけ悔しいけど、幸多き人生を。